お茶の入れ方
お茶って。抹茶じゃありませんよ。
とある、お宅におじゃましたら、「今、お茶入れるからね」といわれ「はい、お構いなく」とセオリー通りに答える私。
ヤカンに水を入れて、ガスを付ける音が聞こえる。しばらく話をしていると、おもむろに席を立って台所に行った。
急須にお茶ッ葉を入れるのが、カウンターキッチンから見える。チンチンと沸いたお湯を急須に注ぎいれ、すぐさま二つ並べた湯飲みに順番についだ。
入れられたお茶は、色も味も無かった。こんな入れ方なら当然だ。
何が、私の気に障っているのか。この入れ方を19や20の子がしたならば、トクトクとお茶の入れ方を教えるところだが、いい年の女性が入れたのだから、どうも気になってしまった。
珈琲の飲み頃の温度は体温プラス30度。と言うことは70度前後か。入れるときは、沸騰したお湯をいったん入れ物に移してから入れ始める、これで90度にはなる。珈琲豆も100度に近い温度では美味しくは入らない。
紅茶は沸騰してすぐのお湯で無ければ、葉のジャンピングがない。
日本茶は60度くらいかな。番茶でなければ、沸かし立てのチンチンしたお湯はブーだろう。高級な葉になればなるほど温度が低いはず。
いったん湯飲みに入れて冷ます。もしくはそれなりの入れ物に入れて湯を冷ます。けっこう根気よく冷ます。
そして、湯飲みに注ぐときは均等にそそぎ入れるか、いったん他の容器に出してから湯飲みに注ぐ。
お湯を冷ますことで、お茶の葉はやけどせずに美味しいエキスを出してくれるはずだ。あの入れ方では高いお茶も葉も無駄。
お茶を入れる、お茶を飲むというのは、忙しい気持ちを落ち着かせたり、何かを考える時間なのだろうか。お湯をゆっくり冷ましたり、最後に一滴までそそぐのは、忙しい気持ちではできないこと。
「まぁまぁ、お茶でも飲んで気持ちを落ち着けなさいよ」というのも有りですね。
お茶ひとつでいろいろ入れ方は違うし、感じる物も違う。
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