人間の命
人間なんて、そんなに簡単に死ぬもんじゃない。と言う考えと、簡単に死んでしまうんだ。人の命はなんてはかないものだろう。と言う気持ちが同居している。
ネットで知り合って、たった1度だけ有った人がいる。この人のどこに病気が有るのだろう。音を失ってからまだ数年だと言うが、どこでこんなに割り切れたのだろう。と、初対面で思った。
私なんて、まだ元気じゃない。私はひ弱になっていたら申し訳ないとも思った。
その人が半年後に天国に行ってしまうなんて、あの時は思いもしなかった。
私は今まで生きてきて、何度かそういう別れをしたことがある。ついこの前まで元気だったのに、気管支喘息の発作で天国へ逝ってしまった。自分の車で病院の駐車場まで行きながら、そこで力尽きてしまった。もう少しの時間が有れば、病院の入り口まで行けたかもしれない。もう少し、元気がなければ家族が病院に連れて行ったかもしれない。でも、どちらでも無かった。
私は喘息を持っていることも知らなかったから、ショックだった。
何度も何度も発作に見舞われて、転地療養を考えていたさなかに天国に逝ってしまった叔母。前日に会った時に何で家に上がらなかったのかと悔やんでみても、遅い。亡くなった後に家に上がってびっくり。もう家のことは何も出来ていない状態だった。この埃の中で喘息と闘っていたのか。
誰にも看取られずに一人苦しみながら、逝ってしまった。テーブルに残された吸入の時間が書かれた紙が悲しかった。どんなに苦しかっただろう。逝ってしまうくらい苦しかったのなら、そんなに時間を置かずに吸入すればよかったのに。悲しい。
みんな、みんな、1月に逝ってしまった。
人間なんてそんな簡単に死なないよ。そうかな。と思った1月。人間の命って何なんだろう。
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